カテゴリ:◆ Mode お絵描き( 6 )
ヘンリー・ダーガーの楽園散歩
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ヘンリー・ダーガーさんの絵に逢いに、原美術館に行ってきました。

以前、ワタリウム美術館と、HOUSE OF SHISEIDO の‘アール・ブリュット展’でヘンリー・ダーガーさんの絵を観たとき、なぜだか涙がとまらなくなってしまったので、また美術館でぴぃぴー泣きながら歩くの恥ずかしぃしな・・・どぅしよぅかな・・・って、行くの迷ってたんだけど、行ってきてよかった・・・


はじめてヘンリー・ダーガーさんの絵を観たのはワタリウムの展覧会だったのだけど
あの時は、少女が串刺しにされたり、内臓がでちゃってる絵とかがいっぱいあって
ヘンリー・ダーガーさんが他者(大人)から受けてきた心の傷の深さを感じたり
空の雲が、人の顔やキリストの姿になってたり、飛行機や動物の形になっていて
「 よく空を眺めてたんだね... 」って想ったり・・・
印刷物でダーガーさんの絵を見たときは何も感じなかったんだけど
原画を観ていると、体温を感じるというか、まるでダーガーさんご自身に語りかけられているようで・・・

心の中の世界の広さと、心の傷の深さは、比例すると想う。

帰り道も泣いてて、ご飯食べれなかった・・・


・・・いちばん、どーーーん・・・ときたのは、アール ブリュット展で観た、炎の中から少女を抱きかかえて守っている男性の絵だったな・・・
静かに凛と優しく少女を抱きかかえる男の人の佇まいが
的確な言葉がみつからないのだけど
ここまでして、自分自身の心を守ってきたのか・・・って。
絵を、ぎゅーって、抱きしめてあげたい気持ちだった。


ダーガーさんは、幼い頃に両親を亡くし、感情障害の兆候をきたして精神遅滞児童を収容する施設に入れられてしまったけれど、ダーガーさんが少年だった頃は、心や神経の病の理解も治療法も薬も無かっただろうし、家族のいない喪失感や孤独、感受性の強い少年が施設で受けた心の傷は、計り知れないほどのものだったと想う。

・・・それなのに、ダーガーさんの絵は、穏やかで暖かくて・・・
本当にすごい心の力だと想う。


今回、原美術館ではじめて BLENGINS(子供たちを慈しみ守る動物)の絵を観たんだけど、よかった・・・
鱗ひとつひとつ、丁寧に願いを込めるように、ぎゅっぎゅって描かれていて
ダーガーさんは、自分の心や、逢うことができなかった妹さん以外にも、
施設にいた子供たちも守りたかったのかな・・・っておもったり・・・

ダーガーさんの部屋の写真・・・
妹さんの姿を探し求めるように、心の隙間を埋めるように、
部屋いっぱいに積まれた、紐で結んだ雑誌の束や少女の写真
家族の肖像のように飾られた、聖母子の絵・・・

・・・こうして、ダーガーさんの絵や、部屋の写真を観ることができるのは
ダーガーさんの家主さんが芸術に理解のある方だった(芸術家であった)ことをおもうと
やっぱりこの世は、偶然はなくて必然なんだな・・・
目に見えない大きなもの・・・それは人によって神であったり自然であったりするとおもうんだけど、そういうものと響きあう自分の中の小さな神さまを信じつづければ、ちゃんと導かれてゆくのだなー・・・と想ったり・・・

いちばん最後の「楽園」の絵の部屋にあった、花々がいっぱいに描かれた一枚の絵
絵具がたっぷり使われていて、ブルーなんか絵具が剥落してしまうほど使われていて
花々の香りに包まれるように幸せな絵で・・・
ヘンリー・ダーガーさんは、自身の物語をこんなにも幸せに終わらせたんだな・・・亡くなる前に、自分の居場所をきちんと描かれていったんだな・・・って感じて
ほっとして、絵の前でニコニコしながら深呼吸して・・・
花束を両手いっぱぃにもらった気持ちになりました。



もらった花束をドレスにくるんで、髪に飾って・・・お絵描き・・・
金髪の女の子に生まれかわれたら、紅いエナメルのハイヒールの靴に、ブルーの縦縞ソックス履きたかったの。



ダーガーおじぃちゃま、ありがとう♡*



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                                3.5×2.4


♧ きょぅのBGM ♧ THE CURE‘Wish’
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by poeetyayo | 2007-06-01 00:00 | ◆ Mode お絵描き
黄昏時の人魚姫
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      148mm×100mm

Fiona Apple の‘Criminal’のPV(監督は、ナイン・インチ・ネイルズのPV等も手がけたマーク・ロマネックさん)を観ていて、エゴン・シーレちっくにクローゼットの中やシンクの上にくしゅ...と座ってたり、バルテュスの絵の少女みたぃにくたー…とソファーにもたれてたり、バスルームの中で髪を濡らしてしゃがみこんでる、華奢なフィオナ・アップルをみてたら、なんとなく女の子の絵が描きたくなってお絵かきかき。

フィオナちゃんみたく、骨っぽぃ丸いおでこで・・・

・・・あり...?      人魚になっちゃった。


人魚・・・‘Modeお絵描き’に入れるの迷ったんだけど、いつだったか、ニーマン・マーカスのクリスマスカタログに、ラバーでできたリアルな人魚ウェア載ってたし(あれはいったぃ、どんな人がどんなシチュエーションで着るのだろぅ)まぁいぃゃ。

ニーマン・マーカスの人魚衣装もそうなんだけど、胸のところにホタテ貝みたぃのは、かっくん。
セルゲイ・パラジャーノフの『ざくろの色』(大好き!!!!!!!)で、女の人の胸に真珠色の巻貝・・・の映像があったのだけど、巻貝ひとつか、なにもつけてないのがいいな・・・
頭には、貝や真珠、珊瑚でできた小さなグロッタみたぃな冠のせて。


・・・人魚・・・
そぃぇば子供の頃、ひとりごっこ遊びする時に空想したのは、いつも捕われの人魚姫だったな・・・
・・・あ。 それと、たかぁーいお城の塔に閉じ込められたお姫さま。
(なんで捕われ系ばかりだったのだろぅ。)

幼稚園にはいって、わたしはみんなが外で遊んでる間、女の子たちにお絵描きたのまれてひとりで描いてたんだけど、だいたい女の子がリクエストするのって、お姫さまかバレリーナか人魚姫だったなー。
先生に「 やよちゃんもお外でみんなと遊ぼうね 」って声をかけられるのだけど
「 はい。」(お返事だけは元気よく)ってゆって、お部屋でお絵描き。
・・・絵を描きながら、なんとなく外を眺めていて・・・
「はないちもんめ」とかって、いつも同じ子が最後に残されるんだよね。
最後に残される子の気持ちって、みんな考えないのかな・・・とか
「 い〜れ〜て〜 ! い〜れ〜て〜 ! 」って、遊ぶのになんでそんな大声でたのまないといけないのだろぅ・・・とか、外の世界は不気味だなー・・・って想ってたな・・・
(そんなこと考えながら部屋にこもってる幼稚園児のほぅが不気味かもですけど...。)
みんなが外から帰ってきて、たのまれた絵を渡して喜んでもらえると嬉しくて。

・・・なんて、昔のこと想いだしながらお絵描きしてたら、お話浮かんだょ。





大きな蒼い海の真ん中に‘人魚の石’はありました

‘人魚の石’・・・

昔、人魚が貝や真珠で飾りつけた

まだ 誰も見たことのない幻の石


朝 陽が昇ると 人魚はその小さな劇場に座り

鳥達から地上の様子を聴くのです


 春の花畑の溢れる色や香り

 月明かりが落とす木立の影

 雨音に歌う土の香り


「 海が暗くなってきましたよ 帰りましょう 」

紅いタツノオトシゴが言いました


小さな人魚は 海の夢の中で

風に揺れる木立の中を泳ぐのでした





・・・子供の頃も、絵を描きながらひとりで話していたって母に言われたことあったっけ...。

むー。 三つ子の魂・・・ぢゃなぃけど、あの頃とたいして変わってないのかも。



「 やよちゃんもお外でみんなと遊ぼうね 」

「 はい。」




♧ きょぅのBGM ♧ フィオナ・アップル‘真実’& シャルロット・ゲンズブール‘5:55’

*
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by poeetyayo | 2007-02-01 05:55 | ◆ Mode お絵描き
あまのじゃくな靴
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‘靴’に、どうしてこんなに惹かれてしまうのだろう

一揃の小さな‘かたち’に身体を委ねて、現実の世界につれていってくれるもの・・・


わたしが惹かれる‘靴’は、マノロ・ブラニクのような、美しくて履き心地のよい靴ではなくて、美しいけれど履きにくい靴。

ヴィヴィアン・ウエストウッドの極端にヒールの高い靴や、フローリア・シジスモンディ(Floria Sigismondi)が撮った、ホワイト ストライプスの「ブルー・オーッキッド」のPVで、モデルのカレン・エルソンさんがおっとっととっと...と転びそうに履いているフェティッシュなコルセットバレエシューズ、インポート&初期のシビラ、日本上陸前のクリスチャン・ルブタンの繊細でデコラティブなオブジェのような靴、アレキサンダー・マックイーン(一番好きなデザイナーさんなのだ♡* 今年の秋冬コレクションは本当に素晴らしい!!! )、アン・ドゥムルメステールやフセイン・チャラヤン、ヴィクター&ロルフあたりからたまぁに出現する(今季は珍しく、Miu Miu、マーク・ジェイコブス、ルイ・ヴィトンあたりから出現してる)、踵や全体のフォルムが歪んだ靴・・・

「え゛っ?!!... これって歩けるの?!」・・・といぅ、あまのじゃくな靴。

こぅいぅ‘天の邪鬼な靴’に一晩身体を委ねてシャワーを浴びると、バスルームがプチサイコ状態になります。 ...キーッキーッキーッキーッ...
... だって、足に血豆が6つもできてしまぅのだもの。
(わたしの足の皮膚が薄いせいもあるのだけど... )

それでも惹かれてしまうのは、こういった靴を履くと、自分が人間では無くなって、靴と一体になる、オブジェになる感覚があるからかもしれません。
( ...そいぇば、「シンデレラ」では、硝子の靴に合わせようとして、足を切ってしまぅ場面があったし、アンデルセンの「赤い靴」は死ぬまで踊らせられてしまぅのだったっけ...。...靴って魅力的だけど怖いな... )

‘あまのじゃくな靴’を探しに、靴はシーズンごとに見てまわるのですが、なかなか理想の靴に出逢えないので、お絵かきかき。


・・・あー。なんか描いたらちょっとすっきりしたー♪゛

左下のヒールが砂時計になってる靴は、パトリック コックスが1996年にスノードームのヒールの靴を発売してるし、砂時計の回りを真鍮の枠で囲ってあげれば、履けるとおもうんだけどな・・・
左上の紅い靴も、建築家さんがデザインしている UNITED NUDE が、かかとが宙に浮いた‘EAMZ’といぅ靴を創られているのだから、多少バロックちっくなデザインにしても履けるはず・・・

うぅぅぅぅぅぅ〜。 自分で靴が創れたら、どんなにか愉しいだろぅなー・・・
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by poeetyayo | 2006-10-18 00:00 | ◆ Mode お絵描き
悪戯ジゼル
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ほんのり秋の香りが漂う、お月さまの綺麗な夜・・・
パタパタと飛ぶコウモリのシルエットや、月に向かって飛んでゆく月明かりに透ける白い蛾をみていたら、急に女の子が描きたくなって、デッド カン ダンスとコレッリ聴きながらお絵かきかき。


オッドアイ(オッズアイ)の眼に、銀髪のスパイラルヘアー
バルーンスリーブに、バッスルスタイルのゴシックコルセットドレス
背中に羽根飾り・・・


・・・あ。こんなふぅに背中に羽飾りのついた衣装のバレエ作品あったな...
シルフィードとジゼルだったっけ...

・・・ジゼル。 
響きが可愛いし、綺麗な物語なので
お名前、ジゼルちゃんにしちゃおぅ♡*

今夜は誰と踊るのかな・・・いたずらジゼル。
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by poeetyayo | 2006-09-01 18:12 | ◆ Mode お絵描き | Comments(11)
蝶々とグリーンのワンピース
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深いグリーンのワンピースがほしぃ。
シフォン素材でバイヤス仕立ての・・・と、ずっと探しているのだけど
今年も出逢えなかったので、コクトー・ツインズ(線かきかき)キングス・オブ・コンビニエンス(色ぬりぬり)聴きながらお絵かきかき。
こぅいぅワンピースって、レトロちっくなアップヘアースタイルもかわいぃけど
ベリーショートの女の子が着るとかわいぃのだなー♡゛
シニード・オコナーさんも(シニードさんは、ベリーショートとぅりこして坊主へぁーだけど...)
PVで、シフォンのロングワンピースや、中世風のマントやドレス着てたの観たことあるのだけど、かわぃかったなー。
・・・って書いてて思い出したのだけど
シニードさん、昔ジャンヌ・ダルク役で映画出演依頼あったの断っちゃったのだょね...。
ジャンヌ・ダルクを演れるのはシンニードさんしかいなぃ!!!って想ってたから
とっても残念だったのだった・・・
・・・観たかったなー。


・・・またお話がそれちゃったなー。ちゃん。


アールデコちっくなショートヘアーとメイク
グリーンのワンピースに、蝶々のコサージュとバッグ


・・・あ゛。そいぇば昔、若草色のワンピース着て夜道てくてくしてたら
若草色のおっきぃーなカマキリさんにブローチされたんだった...。
お腹ししゃもくらぃおっきぃし、三角の顔ドアップで目キョロキョロしながら顔に迫ってくるし
手で持てなぃし!・・・で、路上だんしんぐ!!! しちゃったのだったなー・・・
わたしを葉っぱか草むらとまちがぇたのかな。・・・擬態?

ぷぷる。・・・ブローチは蝶々さんがいぃです♡*
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by poeetyayo | 2006-07-17 15:35 | ◆ Mode お絵描き | Comments(6)
お菓子な女の子
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チュールやヴェールのついた、ボンネットやヘッドドレス 大好き...♡*

昔の写真集や映画、コスチュームプレイ映画とか観ていても、衣装やアクセサリー、メイクや小道具、インテリアetc...ばかりみてしまって、肝心のストーリーは「あり...?」ってことが多いのですが、ヴェールのついた帽子や、チュールのついたボンネットやヘッドドレスをみる度に「ヴェールやチュールって、女の人を美しくみせる魔法があるなー。」と、うっとりみとれてしまいます。(こぅ。コマ送りでじーっと。)

ヴィンテージのチュールつきボンネや、ヘッドドレス、いくつか持っているのですが、なかなかかぶる機会がなぃ...。
ダニエル・シュミットの‘ラ・パロマ’や、フェリーニの映画(ちなみに、フェリーニの作品でいちばん好きなのは、ポオの小説を題材に創られたオムニバス映画‘世にも怪奇な物語’の中にある‘悪魔の首飾り’です。テレンス・スタンプの硝子のような壊れっぷりと、一度みたら一生忘れられない少女の悪魔。完璧に美しぃ...。あ。長いちなみになってちまぃました。ちゃん。)の映像のすみっちょあたりなら、お花や羽のついたチュールボンネットかぶっていても、ちょこんと混ざらしてもらぇそだけど、げんじつ・げんざい・にちじょー生活では、なかなか混ざれなぃ...。

・・・そぃえば、お洋服、黒や中間色ばかりで、パステルカラーっていっこももってないな...。

じゃ、パステルカラーなお菓子みたいな女の子描こう♡*・・・と
セイント・エティエンヌ聴きながら、お絵かきかき・・・


ポンポンつきチュールにパフパフパフスリーブ
幾重にもグラデーションで重ねたシルクシフォンのドレス
リボン お花 硝子玉 セルロイドの薔薇・・・


・・・ハンス・ベルメールの写真集に、砂糖細工のお人形が飾られてる棚の写真や
飴や氷砂糖でできた女の子のオブジェがのってたっけ...

あ。このドレスもボンネットも、ぜんぶ砂糖細工でできてたらおもしろぃかも。

「ドレスがとけちゃうから、帰らなきゃ。」・・・なんて
おかしなお菓子な女の子。
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by poeetyayo | 2006-06-07 08:27 | ◆ Mode お絵描き | Comments(10)