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 時の箱
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                         10×7.4cm

 ぼくが子供だった頃

 ひとつの窓から見える山々は ぼくに語りかけてきた

 風の精のいたずらで 山は遠く彼方にぼくを誘ったかとおもうと

 明くる日には 手の届くすぐそばまで針葉樹の指先をさしだす・・・

 くる日もくる日も

 ひとつの窓から山々にみつめられ

 神秘に彩られた山や空気 樹々の色たちを

 ぼくは 箱の中に大切にしまった

 箱の中の色たちをパレットに広げ

 描かれたキャンバスの中から

 あの日の森へと 還ってゆく


 わたしが子供だった頃

 弟とわたしは菜の花畑で妖精をみた

 菜の花の実を半分に割ってつくられた小さな籠を持った妖精を・・・

 それは わたしと弟が共有した真実の宝ものだった

 やがて大人になり

 弟は「 あれは幻だったんだ 」と言った

 半分 手のひらに残った真実を

 わたしは 箱の中に大切にしまった

 半分になった 淋しがりやの真実は

 わたしの蝶たちと戯れて

 時折 甘い記憶を持ち還ってくる


 暗闇に閉ざされたとき

 真実の ひとすじの光をみつけることができる

 ひとすじの光を辿ってゆくと

 眩い白い光に包まれた平原にたどりつき

 やがて この世界が黄金色に包まれていることに気づく


 小さな花々や虫たち

 コンクリートの一片

 心臓の鼓動

 あなたがいて 

 わたしがいること・・・


 黄金色に輝く 一時 一時を

 わたしたちは ‘ 時の箱 ’ の中に大切にしまう


 永遠のリボンをかけて・・・ 
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by poeetyayo | 2010-02-26 11:35 | ◆ 絵:Poe et Yayo
*♧ 『 Literary coterie magazine ‘ 時の箱 ’ 』創刊です ♧*


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わたしの心のお兄さま、ノブ ホサナ氏 が編集長を務める
『 Literary coterie magazine ‘ 時の箱 ’ 』創刊号が発売されました♡*

‘ 時の箱 ’ 創刊に寄せて書かせていただいた詩と
表紙画に ‘ 幼虫達の帰還 ’ を掲載させていただきました。

そしてなんと !!! いちぶ大人気の「 わたしの隣の隣の人 」も
‘ 百名山とカタツムリ ’という紀行文を書いてます。

・・・わたしの隣の隣の人ですのに、なんかこぅ、きちんとしていて
ほんのりじぃぃぃ〜ん☆* な文章で、びつくりしました。(@.@)゛*

お洒落なしおりも付いた、素敵な冊子です☆*

詳しくは、ポオちゃまが支配人をつとめる 時の箱 HP で♡*(^-^)

( 本の内容は こちらのページ 左上の「 時の箱 Vol-1」をクリックしていただくと、 PDF でご覧いただけます♪* )



*♣ 展覧会のお知らせ ♣*

Nobu Hosana Poe et Yayo
    EXHIBITION


— 時の箱 — ノブ・ホサナ ポオ エ ヤヨ 二人展

【開催日】2010. 5月6日(木)〜5月15日(土)11:00〜18:30 最終日 15:00 水曜定休
【場所】 GALLERY 銀座一丁目
【展覧会HP】 http://tokinohako.com
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by poeetyayo | 2010-02-13 10:18 | ◆ Diary
セバスチャンの探しもの
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「 ・・・やっばり、絵が描き終わって、机の上がすっきりしたときがいちばん幸せだなー。
  今日はオルゴール聴きながらゆっくりやすもう。やすもう。」

「 おねえちゃん、ぼくのジョンまくら知らない? 」

↓゛つづく
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by poeetyayo | 2010-02-09 11:41 | ◆ Diary