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初台・ザロフ『幽霊少女/GHOST LOLITA』展 ・出品のお知らせ
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2月26日(木)〜3月7日(土) 初台・Zaroff(ザロフ)『幽霊少女/GHOST LOLITA』展
『フック女・アラーニャの物語』新作5作品を 詩のパネルと併せて出品します

『フック女・アラーニャの物語』は
昨年6月 ザロフ『キャビネ ド キュリオジテ』展に出品しました
『ミレットの宝もの』 の もうひとつの物語絵シリーズとなります

* 出品作品画像ページはこちら 『フック女・アラーニャの物語』5作品 詩と絵・解説 ‘ フック女について ’

1997年から数年間 私の夢の中に顕れた 闇の國・死の國に棲む“フック女”は
生前“アラーニャ”という名前の少女で 誰にも存在を知られることなく
双子の姉妹“ミレット”と共に暮らしておりました
光ある世界に 影(闇)が存在するように
美しい虹色蝶“ガブリエル”と月蜉蝣“ガブリエラ”を視たミレットも
アラーニャ無くして存在し得なかったのかもしれません

もうひとつの世界の入り口で アラーニャとミレットと共に
皆様にお逢いできますことを楽しみにお待ちしております

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*『フック女・アラーニャの物語』ポストカード作品集・限定13部
会場で販売いたします




— 『幽霊少女/GHOST LOLITA』展 —

会期:2015年2月26日(木)〜3月7日(土)
時間:12:00〜20:00 水曜・定休日 最終日・午後5時終了

出品作家:浅野信二 伊豫田晃一 木村龍 サユリンゴ 
清水真理 長尾都樹美 中村趫 吉田然奈 (敬称略) ポオ エ ヤヨ

会場:画廊珈琲 Zaroff ザロフ
東京都渋谷区初台1-11-9 五差路
tel.03-6322-9032
MAP
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by poeetyayo | 2015-02-15 16:33 | ◆ Diary
 フック女・アラーニャの物語 (詩と絵5作品・解説)
2014年6月 ザロフ『キャビネ ド キュリオジテ』展に出品しました
『ミレットの宝もの』の もうひとつの物語り絵シリーズ
『フック女・アラーニャの物語』新作5点を
詩のパネルと併せて出品します・・・( 展覧会詳細はこちらのページ )


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14.8×10cm

― フック女・アラーニャの踊り ―

目覚めたときから 母さまの
ドレスの中で 踊っていた
ドレスの中は 蜘蛛の足
蜘蛛足のびて 逃げられぬ

わたしのお庭は 夢の中
綺麗な綺麗な ドレス着て
ゆらありゆらあり 踊り歩く
夢から夢へ 踊り渡る

淋しい子は いないかえ
悲しい子は いないかえ
ドレスの中は 温かく
楽しい劇が 始まってるよ

今宵もひとり ドレスの中に
愛しい愛しい わたしの子たち
覚めない舞台で 踊りましょう
覚めない月世に 踊りましょう



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8.8×7.8cm

— 蜘蛛の子テレーズ —
フック女に捕らわれた3番目の犠牲者

ここにきたころは
ぼくはテオドールだった
2本脚のテオドール
いまは もう
おどりつかれることもない
8本足のテレーズ
蜘蛛の子テレーズ


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9.7×9.7cm

— トゥトゥとリュリュ —
フック女に捕らわれた96番目の犠牲者

家に帰ったら 
トゥトゥが死んでいたの
トゥトゥはね かわいいリス
わたしのたったひとりの友達よ
パパは言ったわ
「 トゥトゥは悪い子だった 噛みついたんだ 」 って
わたしはトゥトゥを抱きしめて
泣きながら眠ってしまった
そしたら あの女の人がきて
ここから出られなくなったの
ねぇ トゥトゥ
もう踊りたくないの
ママのところに帰りたい
でも トゥトゥ
ママは
どこにいるの ?
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* “ トゥトゥとリュリュ ” は ‘ 夢蜘蛛 ’ 付き一点物オブジェ額装です



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14.8×10cm

― 双子の姉妹 アラーニャとミレット ―

わたし覚えてるわ
母様のお腹の海の中
私たちが溺れそうになったこと
アラーニャは言った
「 光の方へ先に行って
そこで美しいものをみつけて
わたしに話しておくれ 」


わたし知っているわ
妹の目に光の世界が見えないのは
私を先にこの世に送ってくれたから
アラーニャは言った
「 光の方へ先に行って
そこで美しいものをみつけて
わたしに話しておくれ 」


わたし見ていたわ
悲しい母様の冷たい胸に抱かれて
妹の身体は蜘蛛糸繭の中
アラーニャは言った
「 あなたの蝶達がやってくる
そこで美しいものをみつけて
わたしに話しておくれ 」


わたし見ていたの
美しい母様の蜘蛛の涙海
妹の身体は食べられてしまった
アラーニャは言った
「 月の麓に蝶達が待っている
月が満ちたらお行きなさい
月影つたってお行きなさい

愛しい 愛しい 
ミレットよ 」




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14.8×10cm

— 黒いおめめはみているよ —
1997年9月2日 新月の夜に


ひとりぼっちの ミレットは
月夜のばんに おはなししてる

6っつのミレット 影ふたつ
古いお城で うたってる

古いお城の 蜘蛛のうた
黒い月のひ きえちゃった

19のミレット 影ひとつ
紅い月のひ きえちゃった


— ‘ ミレットのうた ’『 13月世の童謡 』 より —


      *†*


— ‘ フック女 ’について — ( 解説 )

フック女は 1997年のある夜から数年間
私の夢の中に度々顕れた女性です
白い影の如くゆらゆら漂い歩いては 子ども達の夢に顕れ 
夢の中で 優しく美しい聲と蜜涙の飴玉で子ども達を誘惑し
ドレスの中の劇場に捕らえ 死ぬまで踊り演じ続けさせる・・・ 
フック女は 目覚め ( この世への回帰 ) と共に 
雲が流れるように消えてゆきました

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フック女 夢の姿を元に描いた肖像画 ( 2009年制作 )

闇の世界・死の世界に棲む ‘ フック女 ’ は 
生前 ‘ アラーニャ ’ という名前で
双子の妹 ‘ ミレット ’ と暮らしていたようです
以下は ポーレット ( 私に詩を書かせる蝶 ) が置いていった
『 アラーニャとミレットの物語 』 です

        *††*

アラーニャは双子の姉妹の妹として生まれ
姉のミレットは3日に誕生し
妹のアラーニャは10日後の13日に誕生した

双子の姉妹は極めて難産であった為
アラーニャは姉の命を助けるために視力に障害を持って生まれた

母親は 先祖と母から譲り受けた精神の病と
娘アラーニャを盲目の子として産んでしまった自責の念から
アラーニャの出生届を出さず 屋敷に匿って育てた

アラーニャは ミレットに母親の支配が及ばないように
自らの意志を殺し 母親の人形のように ‘ いい子 ’ を演じ
ミレットの心の自由を優先させた

6歳になるとアラーニャは
ミレットに語りかける僅かな言葉以外
話すことが出来なくなった

その頃からミレットは
度々 虹色の蝶と月明かり色の蜉蝣を視るようになり
彼らに “ ガブリエル ” と “ ガブリエラ ” という名前をつけた

ミレットが月明かりの中彼らに逢うことが多かったのは
母親の病の悪化が夜の闇と月の満ち欠けに影響した為
アラーニャがミレットに外へ行くことを促したのが
陽が沈み 月の時間であることが多かったからである

アラーニャがミレットに いつも語りかけた言葉

光の方へ先に行って
そこで美しいものをみつけて
わたしに話しておくれ


その言葉どおり ミレットは
ガブリエルとガブリエラと視た美しい世界の物語を
アラーニャに話して聴かせていた
ミレットの物語を聴く間だけ
アラーニャの瞳にも美しい光が宿っていた

1997年9月2日 新月の夜
惨劇はおきた

「 私の可愛い娘 アラーニャ
この子の旅立ちにより 死により
失う日が来るのなら
いっそ 食べてしまいましょう
愛しい 愛しい わたしの子 」


アラーニャに促され 
ガブリエルとガブリエラに導かれ
月と約束(契約)したミレットは
1997年9月17日 満月の夜
忽然と この世から姿を消した

それは 
ひとつの物語の終りと
ふたつの物語の
はじまりだった


2014年 10月29日 
ポーレットの導きによる自動筆記

ポオ エ ヤヨ
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by poeetyayo | 2015-02-13 13:13 | ◆ 絵:Poe et Yayo