荊の靴
君が履いている 荊の靴

君の脚が 傷ついてゆくのをみていられなくて

僕は 君の ‘ 靴屋 ’ になったんだ


君のために 

いったい僕は 何足の靴を創っただろう


君が 少しでも楽に歩けるように

幸せそうに 微笑む姿がみたくて

僕は 眠ることも忘れて

君の靴を 創り続けていたね


君は

美しくみえる ヒールの高い靴が好きだったから

いつも 僕と手をつないで歩いていた

ふたりで いろんな国を旅したよね


でも 僕は気付いたんだ


僕自身の経験から創った靴は

君の靴になりえないことに


だから 僕は君の手を離した


君は 君自身の手で

本当の靴が創れただろうか・・・


月の美しい夜に

ふ、と そんなことを

想い出したんだ































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by poeetyayo | 2011-05-02 11:06 | ◆ 詩:Poem.Poe.me ?
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